就活日記14 「家族用説明会が出てきた」

 

今日、説明会が終わって携帯の通信をつけて見るとある企業から説明会の連絡が来ていた。

有名かつ大きな住宅会社だ。

 

説明会行ってないなー。なんて思って開けてみるといい、宛先は自分だが、参加要件が違った。

 

参加者は自分の「家族」

 

もしかしたら毎年しているのかもしれないが、自分自身としては初めて見たので驚いた。

 

最近のニュースでは家族就活と言って、労働状況を気にした親が子どもと一緒に説明会に参加しているものが取り上げられている。

 

「息子が働けるか心配で」

 

過保護というように表現もできる。明らかにしゃしゃり出て来ている感がある。しかし、事実なのだ。

 

もし今年から家族説明会を導入したなら、これを考慮してのことなのだろう。

 

さすがだ。

 

メールの文章には「働き方改革」を先取りする企業の労働環境改善や福利厚生、人事制度などを家族目線で説明すると書いてある。

 

企業は社会の一員であるとよく言われる。

だからこそ、世間の動向に敏感に反応する。なかなか面白い企画だと思う。

 

その反面、なぜ保護者が子どもの説明会に同行しだしたかということを忘れてはいけない。

 

リーマンショク以来数字的には復活したものの職場のしんどさは変わらない。

 

そして何より、

企業の労働状況が酷いからだ。

毎年、鬱や自殺者が大勢でるからだ。

 

自分たちもその原因の一部にも関わらず、自分たちでリスクヘッジしようとする姿はなんともマッチポンプだ。

 

就活生や保護者が企業社会の茶番劇に付き合われている構図になりかねない。