就活日記29 「第一志望の最終面接のお祈りメールが来た」
「内定だと電話で、お祈りだとメールだから不安すぎる!笑」
なんて2時間前、大学で笑いながら喋ってた。
正直昨日連絡が来てない時点でかなりの確率で落ちていると分かりながらも自分をコントロールしていたんだろう。
望みを捨てるなんてしたくないから自分に嘘をついていたのかもしれない。
タイミングが良いのか悪いのか、そんなことを喋っている時のお祈りメールだった。
まるでラインが来たかのように振る舞うしかなかった。
周りにいる誰にも「落ちた」とは言わずに笑顔で「用事あるから」とその場を去った。
どうしてもやりたい仕事だった。
実は記者になりたかったんだ。
親に迷惑をかけ在学期間を増やしてまで受けている今年。
もちろん、他の企業を受けるときは何をしていたのかと質問責めにされる。
記者職受けてましたなんて言えるはずもなく、不利になるのもわかってての今年だった。
自分みたいな人も多いからこそ、最終面接の切符はすごいレアだ。
やっと掴んだ内定の希望。
儚くも破る結果となった。
まだ他にもいくつか残っているけど、すごい倍率すごい質の受験者が揃う中で確実に最後まで残れる可能性は低い。
親も友達もこの結果で戸惑わせてしまう。
自分の辛さの中には申し訳なさも大きく存在しているのだ。
努力が足りない。間違いなくそれもあるのかもしれない。
しかし、努力したらオリンピック選手になれる確証がないなんてスポーツ界でも当たり前のことだ。
それでも努力する。努力しても結果はついてこないなんてザラなんだろう。
本当にこれはしんどいことだなと思う。
自分の就活はまた振り出しに戻ってしまった。
よくない連鎖が起こりそうで怖い。
ここで採ってくれない。じゃあ他でも無理なんじゃないのか。変わらないといけない。変わってもダメだった。じゃあ。。。の繰り返し。
そんな薄い理由で他者に合わせることで変わった自分に責任を持てるまでには時間がかかるかもしれない。
どうしろと言うのだろう。
どんなに申し訳ないと思い人事が泣こうが喚こうが結果は結果なのだ。
頭に刻み込まれ続けるのは「うちでは使えない」の烙印だ。
いくつも落ち続けると社会から必要のない人間だと言われているのと同じではないか。
と言ってても始まらない。
就職できないと飯も食えない。
1日くらいは病んでいたいがそんな暇もない。
まだ志望している会社が全て落ちたわけではない。
そして、記者職以外も見てみるということで行ったとこに非常に魅力的な会社がある。
どれも大きいところなので、もちろん倍率は高いが頑張る。
走り続けなければ倒れるのみの社会だ。
望み通り倒れるまで走り続けよう。
波乱万丈の就活戦線をとくとご覧あれ。
これが普通の就活だ。
◯追伸
こうも志望というか夢の職種で辛酸を舐めさせられる続けると志望度も落ちてくる。というより見え方が変わってくる。
人間そんなものなのかもしれないな。
「もう記者は受けない」と言えるほど吹っ切れる気持ちになってみたい。
けど、そこまで思える他業界の企業は今のところ、6月から選考の始まる一社だけ。
少しちゃんと他の会社も見てみようと思う。