就活日記⑦ 「説明会での勝手な勘違い」
就活解禁から一ヶ月が経ち、説明会やらESやら選考と忙しさが続いています。
エントリーシートは10を超え、SPIやウェブテストも受けながら、就活やってます。
そんななか気になった出来事があった。
ある大手会社のグループ会社の説明会に行った時のこと。
「うちは本体の営業部隊がそのまま出てきてできた会社なんですよ!」と言っていた。
会社名にも本元の名前が付いていて、その本元の会社の名前が入っている会社はすごく少ないので税金対策かなんかで名目上分社化したのかなと勝手に自分は想像していた。
というより、そういう風に聞こえるような説明会とトークイベントだった。
しかし知人にその業界のトップレベルの会社で管理職をしている人がいて、聞いてみると
「そこは名前だけでほとんど、本社とは別働隊だよ」とのこと。
あれ?人事交流もあって、分野によっては一緒にしてるという説明を受けたのに何でだろうと思ってしまうなにも知らなかった自分。
営業部隊というより、本社専用の問屋だったのだ。
正直説明会とトークイベントでの印象とギャップがありすぎて、ちゃんと受ける会社はいろいろな角度で調べようと思った。
けど、これは本当になかなか気づかない話。
都合のいいところだけ切り取って説明会では喋るので、どんなに真剣でも都合のいいところを見せなければいいということになってしまうのだ。
よく新卒がすぐに鬱になったり、辞めたりの理由をゆとりだとか、ミスマッチと言われる。
ミスマッチを誘発しているのは、少しでも仕事のできる人間を集めたいと思って都合のいいとこだけを流す企業の側にあるのではないだろうか。
それで、働いている自分の同級生もだが、ミスマッチを自分のせいにして、鬱になっている姿を見るとその企業に腹が立つ。
そんなこと言っていたら働けない。そうやって世の中の人たちは学生や新卒に口を酸っぱくして言ってくださる。
そうなのかもしれない。けど、やりたい仕事ではでない可能性を誤魔化すのは企業側の怠慢ではないだろうか。
やりたい仕事をして、しんどくて鬱になるのは別にいい。と言いたいわけでないけれども。やりたい仕事なら効率もメンタルヘルスも比較的いい数字はなるのだから、そこは大切なところだ。
「しかたがない」なんて平気で言えるよえな大人に夢を語られる筋合いも偉そうにされる筋合いも私たちにはないのだ。
妥協と迎合の中で生きて行かざるを得ない状況があること自体はわかるが、
妥協と迎合した経験をあたかも夢物語のように説明会やトークイベントで学生に語るのはおかしいのではないだろうか。
もし、立場が下の者に自分を誤魔化し自慢することで自分を保っている現状があるならば、なんとも
切なく空虚なことだろう。