新卒日記5@東京「企業戦士は盲目也」

 

お疲れ様です。

 

今日、会社の会議で不思議な現象に鉢合わせました。

愛社精神からくる、盲目さです。

 

◯会議概要

需要家動向

予算に対しての受注状況

クレーム案件

開発案件

海外案件  などなど

 

◯企業戦士の盲目さとは

安価を売りに海外でシェアを伸ばす製品Aに対抗して、私の会社も同時期に近しい価格の製品Bを海外市場に投入

→AもBも共通点は、各社の元々の製品よりも低品質。

 

製品Aよりも、少し高くて少し高品質なものを我が社は投入していた。

 

売れるからといって開発もせずほって置いた結果、ユーザーから「製品Aの方が質が良い」とちらほら聞くようになっており、気付いた時には劣勢に。

 

けど、何人かの方は「うちの会社の製品が負けるはずない」というのです。

 

企業に勤める以上、自社製品を売るのは当たり前だけど、自社製品に自信を持ちすぎてしまうと、客観性が失われてしまう。

 

自社愛は良いが、自社愛のせいで客観的な分析ができなくなってしまっては、正確な勝機を捉えられない。

 

自社製品を売ることと、自社製品を一番だと思うことは違う。

 

忠実な戦士は高い生産性をもたらすかもしれないし、勝つときは気合で押し切ってくれる。

けど、負けるときはそのせいで負けるんだとしたら、少し勿体無いような気がします。